私たちのミッションは、2030年半ばまでに火星に恒久的な存在を確立するするという人類の努力に貢献することを目的に、2018年秋から続けている。私たちの目標は、将来の宇宙探索のためにウォルフィア(ミジンコウキクサ)と呼ばれる小さな水生植物を利用した宇宙農業システムを開発することである。このシステムは、食料の生産、酸素の生成、二酸化炭素の除去や廃水処理が可能であり、宇宙移住への最大の課題の一つに取り組んでいる。ウォルフィアは最も成長が早く、栄養分が豊富で、最小の顕花植物であるため、宇宙探索ミッションにおける持続可能な宇宙農業に非常に適している。我々の壮大なミッションには2つの大きな目標がある。第一に、火星の極限環境に適した宇宙農業システムの開発、第二に、食糧安全保障のバックアップとして食料危機の際に地球で対応可能なシステムを構築する。